巻き爪と矯正方法について

巻き爪とは

巻き爪とは、簡単に言うと爪が内側に湾曲している状態を指します。
巻き方が強い弱い、痛い場合、痛くない場合などがあります。
足の母趾にもっとも多くみられますが、他の足趾にもみられます。

原因としては、遺伝的な爪、足趾の形、靴による圧迫(ヒールの高い靴、先の狭い靴、ぶかぶかの靴)、深爪により爪が肉に食い込んでしまったもの、スポーツによるもの(母趾に急激な力がかかるもの)、急激な体重増加、足の打撲によるもの、爪水虫(爪白癬)などがあります。

矯正方法

B/Sブレースは巻き爪(足の爪の食い込み)に対するドイツの矯正方法です。

B/Sブレースは特殊なプラスチック製の平らなスプリング板で、爪表面(爪の痛む箇所、爪の食い込んでいる場所)に直接装着します。

そのため、このブレースを固定するためのフックは必要ありません。
B/Sブレースを爪全体にあてがうことによって、スプリングの力が爪全体に分散されるので、どこかある部分を強く圧迫する、皮膚や爪を傷つけるということはありません。

B/Sブレースの爪への装着時間は短く、装着時に痛みを伴うことも少なく安全に固定することができます。爪の根本もこれによって影響を受け、巻き爪が改善されると共に、即効的に痛みを軽減します。

また続けてこのブレースを使うことで爪甲が広がり平らになり爪の形が改善されていきます。

B/Sブレースを選ぶ理由(ワケ)

一番の理由は安全で確実、そして矯正に痛みを伴わないということです。
巻き爪が痛くて苦しんでいる方は、更に痛そうな手術は誰でも二の足を踏みます。

  1. 爪の先端だけでなく根元からの矯正が可能。再矯正が必要になることは非常に少ないです。
  2. 変形の強い爪でもブレースの装着枚数を増やすことで、爪全体を持ち上げることが可能。即効性に優れている。
  3. ブレースは半透明で見た目にも目立たず、凹凸も少ないため、ストッキングや靴下が引っかかることがありません。またネイルアートなどの装飾をすることもできます。
  4. 矯正中の制限は特になく、スポーツ、入浴、サウナ、プールなども問題なく行えます。

※但しバレエや長距離ランニングなど、つま先を酷使するダンスやスポーツは避けて頂いたほうがよいと思います。B/Sブレースは外科手術ではなく、矯正のため平均で4ヶ月〜6ヶ月の矯正期間が必要です。

初診時のブレースの装着で、まず、巻き爪の痛みから解放されます。その後、1ヵ月に1回程度矯正された爪にあわせたブレースの貼り替えが必要となります。

ブレースによる矯正で正常な状態にもどるまでに、個人差により大体4ヶ月〜6ヶ月の期間が必要になります。